単一縦モードが必要でないアプリケーションには、従来型の FP レーザーが多く使われていますが、TDLS (Tunable Diode Laser Spectroscopy) に代表されるような、スペクトル幅の狭い光源を必要とするような高度なアプリケーションには、このようなマルチモードのレーザーは適当ではありません。安定したシングルモードを要求するようなアプリケーションには、これに見合った DFB レーザーが使われています。
次に、波長範囲 750nm 〜 2.9μm のいくつかのデバイスの例を示します。図1は 波長935nmのDFBレーザーの光出力を示します。低いレーザースレシュホールド (16mA) と高いスロープ効率 (0.87W/A)はこの波長範囲で、シングルモードでありながら高い出力 (>60mW)を達成しています。 |
図1: 25℃における 935nm DFBレーザー(TO9ヘッダー)の電流 - 光学出力特性。16mAの低スレシュホールドと 0.87W/Aの高スロープ効率は 10mW出力を電流値 30mAで達成してます。 |
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