デバイスの選択

　ジャドソン社の Geディテクターを選択する場合、以下に述べる、動作温度・受光面積・オプション仕様の 3つの要素を考慮に入れて下さい。

1. 動作温度：ディテクターを冷却すると、暗電流は減少しシャント抵抗値(RD)を高くすることが出来ます。即ちRDが高く出来ることは、ディテクター感度が上がることを意味します。

2. 受光面積： 受光面積が大きい素子を選択するとシャント抵抗値(RD)を小さくする必要があります。従って、より暗電流が増える結果になります。もし、ノイズが測定の障害になるような条件下では、受光面積の小さなディテクターを選択して下さい。このような場合、集光光学系を使うとより効果的です。

3. オプション仕様：ジャドソン社が、異なったアプリケーションで最適な性能を発揮するよう 2つのユニークなオプションを提供しています。

"-SC"デバイスはPN接合ダイオードで、DC、低い周波数の信号の測定に向いています。シャント抵抗が高く、DCドリフトが低いため良好な性能を発揮します。しかしながら、大きな静電容量と逆バイアス制限は、1kHz以上の用途には向いていません。

"-HS"デバイスはPIN接合ダイオードで、シャント抵抗、ノイズは標準値ですが極めて応答の早い低静電容量デバイスです。

標準のデバイスは、一般的な用途でおよそ100Hz〜100KHzでの用途にお使い下さい。