J15Dシリーズは、テルル化水銀カドミウム(HgCdTe) 光伝導度ディテクター(PC)で、2〜26μmの赤外光に感度があります。ディテクターの添加成分の割合を変えると、カットオフ波長が変わり、いくつかの波長領域をもったディテクターを作ることが出来ます。
全てのJ15Dシリーズディテクターは、液体窒素温度 77°Kで動作するように設計されています。J15Dシリーズの他に、液体窒素を必要としない LC1とRC2クーラーを用意しています。またペルチェ素子を使った J15TEシリーズもございます。
J15D5シリーズ HgCdTe PCディテクター(2〜5μm)は 5μmに最大感度を持ち、液体窒素を使ったサアーマルイメージング、赤外線のトラッキングアプリケーション等に向いています。
J15D12シリーズHgCdTe PCディテクター(2〜12μm)は 11μmに最大感度をもつデテクターです。このディバイスは、8〜12μmの間の赤外光で 応答も早く BLIP近くで最適性能を発揮します。アプリケーションは、サーモグラフィ、CO2レーザーの検出、およびミサイル指導等です。
J15DXXシリーズ J15D14、J1516、J1522、及びJ1524シリーズディテクターは赤外フーリエ変換スペクトロスコピー(FTIR)に使用する目的で開発されました。15Dシリーズディテクターは、標準の M204 かM205金属デュアーに取り付けられます。ほとんどのFTIRメーカーに合わせるよう設計された、さまざまな代替デュアーがオプションとして用意されています |